ロジクール MX Keys S レビュー打鍵感・機能性は前モデルからどう進化した？

この記事では、ロジクールの人気キーボード「MX Keys S」を深掘りしていきます。

前モデルMX Keysとの違い、機能面の強化点、メリット・デメリットなど、購入を検討しているあなたが迷わなくなるように、ポイントをしっかり押さえて解説します。

MX Keys Sとは？誰のためのキーボード？

ロジクール「MX Keys S」は、同社のハイエンドラインであるMXシリーズの最新キーボードです。

「タイピングが多い」「作業効率を上げたい」「デスク環境を整えたい」といったユーザーを想定して作られており、メカニカルのような重い押し込みではなく、薄型で静かなタイプを好む方向きのモデルです。

前モデルのMX Keysが非常に高評価だったこともあり、今回のMX Keys Sがどれほど進化したのか期待が高まっています。

ビジネス用途、在宅ワーク、プログラミング、ブログ執筆など、長時間キーボードに向き合う人ほどこのシリーズの恩恵を受けやすい構造になっています。

また、ロジクール独自のソフトウェア「Logi Options+」との連携で、ショートカット設定やカスタム動作を柔軟に組み込めるようになっており、ただのキーボードではなく“作業効率化ツール”としての側面が強いのも特徴です。

購入を検討している方にとって、どんな作業スタイルに合うのか、前モデルと比べて買う価値があるのかをしっかり判断できるよう、本記事で丁寧に解説していきます。

MX Keys Sは、見た目からして「高級感」が強く、アルミ調の天板デザインがデスク全体を引き締めます。

薄型なのにしっかりした剛性感があり、安っぽさを感じないのが大きなポイントです。キー表面は指先にフィットする球面形状で、見た目だけでなく実用性にも直結しています。

さらに大きな特徴は「スマートイルミネーション」と呼ばれるバックライト機能。

手が近づくと自動で点灯し、離れると消灯する仕組みで、無駄なバッテリー消費を抑えつつ、暗い環境でもタイピングを快適にしてくれます。

カラーバリエーションも複数用意されており、デスクの雰囲気に合わせやすいのも魅力。スタイリッシュなグラファイト系から柔らかいトーンまで選べるため、デザイン重視のユーザーにも嬉しいポイントです。

全体的に、在宅ワークやクリエイターの作業環境が一段引き締まる「置いておくだけで様になるデザイン」であることは間違いありません。

MX Keys Sはパンタグラフ式キーボードで、軽い力で入力できるのが特徴です。

ノートPCに近い打鍵感ながら、一つひとつのキーはしっかりと安定し、狙ったキーを正確に押しやすいように設計されています。

キー表面の丸み（球面キー）がタイピングのしやすさを向上させており、ブラインドタッチと相性が良い構造になっています。

静音性の高さも魅力で、タイピング音が気になりにくいため、夜間作業や静かなオフィスでも使いやすい仕様です。

またキーごとのぐらつきが少なく、薄型なのにしっかりした打鍵の安定感があるため、長時間のタイピング作業でも疲れにくいと言われています。

購入を検討している方にとっては「メカニカルほど重い押し心地は必要ない」「静かで滑らかな入力がしたい」と感じるなら、この打鍵感はかなり相性が良いはずです。

逆に“カチカチ感”を求めるなら別のタイプのキーボードが向いています。

MX Keys Sの機能面で最も注目したいのが、前モデルに比べて強化された「Logi Options+」との連携です。

特に“スマートアクション”という新機能があり、特定のキーを押すと複数の動作をまとめて実行するマクロのような仕組みが簡単に使えます。

例えば「ブログ作業用のセットアップを一瞬で開く」ような動作をボタンひとつで実現できるため、単なるキーボードを超えた効率化ツールになります。

また、ロジクール独自の「Flow」機能にも対応し、マウスと組み合わせることで複数のPC間をシームレスに行き来できます。

WindowsとMacが混在していても問題なく、カーソル移動とともにキーボードの入力対象も切り替わるため、2台以上のパソコンを使う人にとって非常に便利です。

BluetoothとLogi Boltの両対応で接続の安定性も高く、ワイヤレス環境でも安心して使える仕様。全体的に、前モデルをそのまま純粋に強化したモデルといえます。

MX Keys SはUSB-Cで充電する方式で、バッテリーの持ちは非常に優秀です。

バックライトをオンにしていても長時間使用でき、消灯状態ではさらに伸びます。

手を近づけたときだけ点灯するイルミネーション機能のおかげで、無駄な電力消費が減り、日常使用で頻繁に充電する必要がありません。

USB-C充電は今のスタンダードになっているため、ケーブルの互換性が高いのもメリット。スマホやその他のガジェットとまとめて管理できるので、デスク周りをスッキリさせやすい設計です。

購入を検討している方にとって、ワイヤレスキーボードの「充電頻度」は意外と気になるポイントですが、MX Keys Sは頻繁な充電がストレスになることは少ないモデルです。

また、急速充電にも対応しているため、短時間の充電で数時間の使用ができる点も安心材料と言えるでしょう。

項目	内容
製品名	Logicool MX Keys S
接続方式	Bluetooth / Logi Bolt（USBレシーバー）
キー構造	パンタグラフ式
バックライト	スマートイルミネーション搭載
ソフトウェア	Logi Options+
対応OS	Windows / macOS / iPadOS / ChromeOS ほか
充電方式	USB-C
重量	約810g
カラー	グラファイト・ペイルグレーなど