USB接続&ノイズキャンセリングマイク搭載 ロジクール H390r を徹底レビュー

周辺機器
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概要
このヘッドセットは、USB接続による手軽さと、ノイズキャンセリングマイクを備えた仕様が特長です。テレワーク・オンライン会議・通話用途において、どこまで役立つかを仕様やレビュー情報をもとに整理します。


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製品スペック一覧

以下に、H390r(H390シリーズ)のおもな仕様を一覧にしました。

項目内容
接続方式USB(USB-A)プラグ&プレイ対応
形式有線ヘッドセット(オンイヤー型)
ドライバー径30 mm(オーディオドライバー)
周波数特性(ヘッドホン)20 Hz ~ 20 kHz
周波数特性(マイク)約 100 Hz ~ 10 kHz
インピーダンス約 32 Ω(イヤホン側)
ケーブル長約 1.9 m
重量約 197 g
付加機能ノイズキャンセリングマイク搭載、ケーブル上インラインコントローラー(音量/ミュート)
保証期間2年間メーカー保証(国内正規品)

USB接続&プラグ&プレイの手軽さ

まず、本製品の大きな魅力のひとつが「USB接続による手軽さ」です。USBポートに挿すだけで、特別なドライバーインストールなしで使用を開始できる点が初心者にも安心です。

この接続方式には以下のようなメリットがあります。

  • ケーブルをヘッドセットとPCで別途分ける必要がなく、USBケーブル1本で済むため配線がシンプル
  • 有線USBであるため、ワイヤレス接続のように電池残量やペアリングの手間を気にする必要がない。
  • パソコン側にUSB-Aポートがあれば、OS(Windows、macOS、Chrome OS)を問わず幅広く対応可能とされています。

購入を検討しているあなたにとって、この「接続の簡便さ」は重要なポイントではないでしょうか。特に「急にオンライン会議に参加する」「設定に時間をかけたくない」「複数のPCやノートPCで切り替えて使いたい」というニーズがあるなら、この接続方式の利便性は手放せません。

ただし、購入前に確認しておきたい点があります。最近のノートPCなどではUSB-Aポートがない機種も増えており、USB-Cのみというケースもあります。そのような場合には変換アダプターが必要となることがあるため、購入前に自分のPCのポート構成を必ずチェックしてください。

複雑な接続環境や配線に不安がある方は、事前確認が安心です。


ノイズキャンセリングマイク&通話用途でのメリット

次に、本製品が「ノイズキャンセリングマイク」を備えている点を見ていきます。会議や配信、オンライン授業といったシーンでは、マイク側のクリアな音声が非常に重要です。

  • 周囲で換気扇の音、エアコン、家庭内の雑音、自分が移動中に発生する雑音などがあったとしても、マイクがある程度それを拾いにくくし、通話相手に伝わる音声の明瞭度が高まる可能性がある。
  • 「マイクを使用して通話・録音を行いたいが、専用マイクを別に用意するのはコストがかかる」「会議・授業用に手軽に使いたい」といった用途には、ノイズキャンセリングマイク付きヘッドセットは合理的な選択肢となる。

購入を検討しているあなたには、次のようなシーンを想定してメリット/注意点を整理します。

メリットシーン

  • 在宅ワーク・テレワーク中に家族が近くにいる、あるいは生活音のある環境で会議を行う。
  • オンライン授業/ウェビナーで発話と聴講を行う際、マイク側の雑音を減らしたい。
  • ライブ配信・ゲーム通話などで、相手に自分の声を明瞭に伝えたい。

注意したい点

  • マイク側にノイズキャンセリング機能がある一方で、イヤホン側(受音側)が遮音性/外音遮断性に優れているわけではないというレビューもあります。例えば「耳あてが小さめ」「オンイヤー型なので長時間使用に疲れを感じる」という指摘も。
  • 静粛性がどうしても問われるプロ用途(音楽録音、スタジオ環境)では、さらに上位のマイク/ヘッドセットを検討する必要があるかもしれません。

総じて、通話用途・オンライン用途において「マイクのクリアさを重視しつつヘッドセット一体型で手軽に導入したい」なら、本製品のマイク仕様は大きなプラス材料と言えます。


装着感・使い勝手とその実情

ヘッドセットを選ぶ際、「装着感」「使い勝手」は実使用での快適性を左右する重要な要素です。ここでは仕様・レビュー情報を元に、H390rの装着感・使い勝手について整理します。

本機は重量約197 gと比較的軽量で、ケーブル長も1.9 mとデスク上の余裕をもって使える設計です。 また、調節可能なヘッドバンド、スイベルマウント式イヤークッションなど、フィット感・取り回しを意識した仕様が記載されています。

しかしながら、レビューでは以下のような注意点も指摘されています:

  • 「長時間使用では耳が痛くなる」「頭の締め付けが結構強い」という声あり。
  • イヤーパッドがオンイヤー型(耳を覆うのではなく、耳に乗せる/耳の上に当てるタイプ)であるため、遮音性・没入感はアラウンドイヤー型に比べて劣る可能性がある
  • 頭が大きい・メガネをかけている・長時間装着するという条件では、疲労感を感じやすい構造であるというレビューも。

購入を検討しているあなたには、装着感・使い勝手に関して以下のポイントをチェックすることをおすすめします

  • ヘッドバンド調整範囲:自分の頭囲に十分合うか。頭が大きめの方は「伸ばして装着してもキツめ」というレビューもあるので、実店舗で試せると安心です。
  • イヤーパッドの素材・構造:長時間使うならクッションの厚み、通気性、耳を覆う構造かどうかを確認。オンイヤー型なので耳をしっかり覆いたい方には物足りない可能性あり。
  • ケーブル取り回し:ケーブル長が1.9 mあるためデスク上では余裕ありですが、ケーブルが長い分、まとめ方・取り回しに配慮しないと邪魔になることも。
  • インラインコントローラーの配置:音量/ミュートのケーブル途中操作は便利ですが、配置位置が手元で邪魔にならないかも確認しておくとよいでしょう。

このように、「軽量」「ケーブル長」「手元コントローラー」という使い勝手仕様は高く評価できますが、「装着感・長時間快適性」に関しては個人の頭形・耳の形・使用時間によって差が出る点を念頭に置きましょう。


メリット・デメリットを整理

ここで、H390rの強み・弱みを整理し、購入検討時の判断材料とします。

◎メリット

  • USB接続のプラグ&プレイ方式で設定の手間が少ない。
  • ノイズキャンセリングマイク搭載により、通話・会議用途で明瞭な音声伝達に期待できる。
  • ケーブル長・手元コントローラー・調節式ヘッドバンドなど、一般用途での使い勝手に配慮された仕様。
  • 比較的手頃な価格帯で、初めてのヘッドセット・予算重視の用途にも適している。
  • 有線タイプで電池切れの心配もなく、安心して長時間使える。

×デメリット

  • オンイヤー型構造ゆえ、遮音性・没入感・長時間の装着快適性に限界あり。レビューでは「耳が痛くなる」「締め付けが強め」といった指摘があります。
  • ヘッドホン側(リスニング側)のノイズ遮断性能が高いわけではなく、周囲の騒音を完全に除去できるモデルではないという注意点。
  • USB-A接続が主であるため、USB-Cポートしかない機種では別途変換が必要な場合あり。
  • オーディオ重視(音楽鑑賞・ゲーム没入型)では、高音質やサラウンド・ワイヤレスなど上位仕様を求めるなら物足りないというレビューあり。

どんな人におすすめか/購入前のチェックポイント

おすすめユーザー

  • 在宅勤務・オンライン会議・ビデオ通話が主で、手軽に導入できるヘッドセットを探している方。
  • パソコンにUSB-Aポートがあり、設定に時間をかけたくない初心者やライトユーザー。
  • 価格を抑えつつ、信頼あるブランド(Logicool)でヘッドセットを導入したい方。
  • 複数のPC/ノートPCを切り替えて使っており、設定簡便なモデルを求めている方。

向かない/慎重に検討したいユーザー

  • 長時間(数時間以上)装着する用途(例:ゲーム・作業)で、装着感・疲労感を極力抑えたい方。
  • 音楽鑑賞・ゲーム用途で高音質・没入感・ワイヤレス・サラウンドなどを重視する方。
  • USB-AポートがないPC(USB-C専用ポート、モバイル用途)で、変換アダプタを用意するのが煩わしいと感じる方。
  • 耳全体を覆うアラウンドイヤー型ヘッドセットを希望している方(オンイヤー型なので遮音性は控えめ)。

購入前のチェックポイント

  1. PCの接続ポート確認:USB-A端子があるか、USB-Cしかない場合は変換アダプターの有無も確認。
  2. 使用時間・用途の把握:会議用途なのか、ゲーム・音楽用途なのか。用途が明確なら本機の仕様とのマッチングが見えやすい。
  3. 装着感の確認:頭囲・耳の形・メガネ着用の有無など、自分の体格に合うか。可能なら実店舗で試着/装着感チェックがおすすめ。
  4. ケーブルの取り回し:デスク上やノートPCで使う場合、ケーブル長1.9 mが適切か、デスク環境を想定しておく。
  5. レビュー・保証・サポート確認:2年間保証がある点は安心材料。購入先・保証内容を確認しておきましょう。

 


総評・結論

総じて、ロジクール H390r は「USB接続の手軽さ」「ノイズキャンセリングマイク搭載」「価格的な導入しやすさ」という点で、オンライン会議・テレワーク・通話用途において非常にバランスのとれた選択肢です。特に、初めてヘッドセットを導入する方や、設定を簡素化したい方には適しています。

一方で、「長時間装着」「音楽・ゲームの高音質」「遮音性重視」など、もう一歩上を求める用途であれば、装着感や音響仕様を見直す必要があります。購入前に「自分は何を重視するか(通話重視/音質重視/装着感重視)」を整理することで、本機が「自分に合ったモデルかどうか」を判断しやすくなります。

購入を検討しているあなたにとって、もし「簡便に、信頼あるブランドで、通話用途を重視したヘッドセットを探している」なら、本製品は非常に有力な候補と言えるでしょう。逆に「音響にこだわりたい」「ゲーム用に没入感を求めたい」という場合には、その用途に特化した上位モデルも並行検討するのがベストです。

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