キーボードといっても本当に色々なものが出回っており、自分の一番のお気に入りを見つけるのが難しい世の中です。その中でも私の一押しのキーボードがロジクールのメカニカルキーボード 「PRO X」です。今回はこちらのキーボードをご紹介します。
ロジクールGシリーズのメカニカルキーボード PRO X
「PRO X」はロジクールのゲーミング向けシリーズ「Gシリーズ」のメカニカルキーボードです。
「Gシリーズ」の中で一番安価なキーボードは前回紹介した「G213」です。
「G213」は安価なキーボードでよく使用されている「メンブレン式」タイプのキーボードです。
かっこいいゲーミングキーボードが欲しいけど価格は抑えたいと思われる方は「G213」がおすすめですが、その上のランクを使いたいという方はこの「PRO X」から初めて見るのがいいのではないでしょうか。
メンブレン式? メカニカル式?
簡単に「メンブレン式」と「メカニカル式」の違いを説明すると、
「メンブレン」とはデスクトップパソコンなどに付属でついてくるキーボードに多く採用される種類です。比較的安価で衝撃性に優れているのが特徴でコストパフォーマンスを重視する方向けの種類です。
内部構造としては半透明のシートが敷かれておりキーの部分が盛り上がっており、キーを押すとシートが接触し電気が流れキー打鍵と認識します。そして、キーボードとシートが一体となっているので、どこかのキーが壊れたら買い替えるしか方法がありません。
一方「メカニカル式」とは、キーが独立している構造になっており、1つ1つのキーにバネやスイッチが内蔵されているものです。そのため、故障したキーのみを交換できるような構造になっています。
さらに自分好みの軸を選ぶことができ、代表的なものでは赤軸(リニア)・茶軸(タクタイル)・青軸(クリッキー)など様々なものがあります。
「PRO X」はメカニカル式の中のどの軸なの?
今回紹介する「PRO X」の軸は標準で販売しているものは青軸と呼ばれる「クリッキー」タイプになります。
青軸(クリッキー)とは、打鍵感をメインにしているキースイッチで、キーを押した際にカチカチと音が鳴るタイプです。ここが好き嫌いが分かれるところで、カチカチと音がするのはちょっと好まないと方もいらっしゃるとは思います。(僕はこのカチカチという音が爽快で大好きです。)
そんなカチカチ音が嫌いな方にもこのキーボードはおすすめできるのですが、このキーボードは軸を変えることができるため、赤軸・茶軸に変更することも可能なのです!!
キートップを開けるとこのようにキーの内部が見れるのですが、こちらのキースイッチを外して変更することができます。
しかし、欠点があるのが始めにお伝えしましたが、標準では青軸しか販売していないので、茶軸や赤軸に変えたい場合は標準の「PRO X」を買ったうえで、別売りのキースイッチを買わなければいけないのです。
そうすると、結構高価な買い物になってしまうため注意が必要です。ただ、キースイッチを変えられるので、キーごとに軸を変えるという高度な使い方もできてしまうため、小指で押すキーは赤軸に使用などのカスタマイズが容易にできる点はメリットではないかと思います。
鮮やかなライティング
やはり、ゲーミングキーボードという名前もついておりますので、鮮やかなライティングが「Logicool G HUBソフトウェア」を使用することで思いのままできてしまいます。
例えば、単色で光らせることは当たり前で、レインボーはもちろんのこと、キー1つ1つを独自で設定することもできます!!
この中で、単色やレインボーなどは「G213」でもできますが、キー1つ1つの細かな設定はできませんでした。ここが安価な「G213]との違いでもあるかなと思います。
細かな設定も何のその
その他にはFキーに独自のキー割り当てをすることができますし、マクロの設定も可能なので、自分でコマンドを決めてそれをあまり使わないF1キーなどに割り当てて使用することができます。
もちろんゲームモードもありますので、ゲーム中に反応してほしくないキーを無効にすることで誤作動をなくして使用することもできます。ここは基本的にはゲーミングキーボードには標準ですので説明は省きます。
まとめ
実際に使用してみた感想としては、前に使っていた「G213」の打鍵感はペコペコというチープな感じでしたが、打鍵感がカチカチとしっかりと感じられるので、めちゃくちゃ気に入っています。
さらにテンキーが無い分結構コンパクトなので、机の占有スペースが少なくて済みます。また、マウスとの距離が近くなるので操作する際にコンパクトにまとまっていい感じです。
今度別のキースイッチも試してみたいので、キースイッチを購入した際はまたレビューを追加します。
爽快感を求めている青軸好きの方はぜひ試してみてください。